これまでのオーディオ遍歴のなかで、個人的に最も腑に落ちたシステムは
- Denon DCD-3300Gold
- 茨城オーディオ12V6 p.p.真空管アンプ
- Infinity Kappa 6.2i
というもの。いわゆる「パワーアンプ直結」のシステムである。
真空管アンプ側にボリュームコントロールはあるものの、そちらは最大に設定し、CDP側のVariable出力で音量を調節する。CDPの簡易なプリアンプ機能で音の良しあしを量ることは難しい、とはいえ非常にシンプルなシステム構成が気に入って、しばらくはこのシステムで音楽を楽しんでいた。
そのうちアナログプレーヤを手に入れ、ソースの切り替えが必要になったころから亭主のシステムが揺らぎ始め、プリアンプを導入したり、半導体アンプに買い替えたりと右往左往し始めるのだが、基本はあくまでも「パワーアンプ直結」であり、信念として揺らぐことはなかった。
パワー+プリにOrpheusを手に入れてのちはシステムが急速に結晶化したのだが、つい先ごろ死蔵となっていた真空管アンプを引っ張り出し、久しぶりに「パワーアンプ直結」のシステムを組んでみた。
- Accuphase DP-55V
- 茨城オーディオ12V6 p.p.真空管アンプ
- Rogers Studio 1
出音の豊かさ、素直さに、あらためて「パワーアンプ直結」の良さを再確認。スピーカやアンプのつなぎ直しは多少面倒だが、しばらくはこのシステムも使っていこうと思っている。
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