中学生の頃だったか、二階から飛び降りたことがある。
亭主の家は、母屋(平屋)に、はなれ(二階建)をつなげた構造になっていて、亭主の部屋は二階にあった。二階からベランダを乗り越え、母屋の屋根に上ることができた。
あるとき、家の庭でバトミントンをしていたところ、腕が悪かったせいかシャトルが母屋の屋根に乗っかってばかりいて、そのたびに亭主がベランダ伝いに母屋の屋根からシャトルを庭に落としていた。
シャトルを庭に落としたあと、ふと思い立って屋根から庭に飛び降りた。
ふわりという感覚とともに、着地した瞬間に身体を衝撃が襲った。
いちおう着地の際に、かかと、ひざ、股関節をクッション代わりに、着地した際にしゃがむような形で落下したのだが、それでも数秒は衝撃で立ち上がることができなかった。
しかし、無傷。
なんとなく「ああ、屋根からならば飛び降りることができるな」と実感し、そのときは満足。以降、屋根にひっかかったシャトルを取りにいっても、飛び降りることはしなかった。
ところが、しばらくして、二階から地面へと飛び降りてみたいという気持ちがむくむくと鎌首をもたげ始める。深夜の1時ごろ、家族が寝静まったことを確認して、二階の窓から地面へと飛び降りてみた。今回も関節を最大限クッションにして衝撃を吸収することに専念した。
かなりの衝撃。しゃがんだ状態で着地して、そのまま十秒くらい動けず。
しかし、無傷。
飛び降りることができたのに満足してか、そのあとは二階から飛び降りていない。
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